21Jun
「炭水化物食べないとクラクラしちゃってダメだねー」
「やっぱりお米食べないと力でないんだよねー」
炭水化物を抜くというとよく聞くセリフです。
実際私も以前は似たような言葉を発した記憶があります。
でも栄養面からアンチエイジングやるときに「炭水化物を減らす」ということは絶対に避けては通れない道なんです。
上に書いたような言葉が出る人の気持ちも分かります。
ただ、極端に言うと炭水化物中毒みたいになっているだけなんです。
食生活が炭水化物中心なので何となく食べないと気が済まなくなっているのかもしれません。
1つ初めに言っておくと、炭水化物自体を否定しているわけではありません。
成長期の子どもや身体を大きくしたい人はバンバンご飯を食べましょう。
糖質とは
ここで一旦、糖質と炭水化物の違いを書いておきます。
白米やうどんやパンといった炭水化物とは、糖質と食物繊維の総称です。
ただし、比率は糖質のほうが圧倒的に多いです。
糖質とは主にブドウ糖ですね。
厳密に言うと違いますが、炭水化物ニアリーイコール糖質と考えてもいいと思います。
糖質が体内に入るとどうなる?
食べ物で摂取した糖質は、ブドウ糖(グルコース)に分解されて小腸から吸収され、血液の中に流れていきます。
その血液中のブドウ糖量=血糖値が一気に上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをしてくれます。
しかし、インスリンが血中に大量に溢れると、体脂肪を増加させる働きと若返りに必要な成長ホルモンの分泌を阻害するというデメリットがあります。
糖質を摂り過ぎることで起きる最大の問題は糖尿病の発症です。
糖尿病の発症率が最も高い県は香川県です。
勘の良い人ならピンとくると思いますが、理由は「うどん」です。
香川県の人は本当にうどんをよく食べるそうです。
うどんは糖質量が多く、GI値も高い食品です。
糖質制限がアンチエイジングに効く理由
- 太りにくくなる
- 成長ホルモンの分泌を妨げない
- タンパク質の摂取量が増える
糖質を抑えることでダイエットになるので、結果若く見られるようになります。
また、上に書いたとおり最強のアンチエイジングホルモンである成長ホルモンの分泌の妨げにならないので、筋トレの後や睡眠時の成長ホルモンの恩恵をしっかり受けられます。
さらに糖質制限をすると自然とおかずの量が増えます。
おかずにはタンパク質が豊富に含まれるものが多いので、アンチエイジングに重要なタンパク質の摂取量が増えます。
最後に
糖質はカットしているつもりでも結構摂ってしまっていることがあります。
糖質は、米、小麦粉、砂糖、果物のほか、芋、にんじんなどの根菜類を含む野菜、肉類、酒などほとんどの食品に含まれています。
例えば、晩御飯のおかずが肉じゃがだとします。
「よし、白ご飯を食べるのはやめておこう」と思って肉じゃがをたくさん食べても糖質は充分摂ってしまっています。
いきなり糖質をきっぱり辞めるのは難しいと思うのでまずは、
おかわりをしないとか、晩御飯は白米を食べないとかから初めてもいいですね。
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