15Jun
活性酸素ってカラダに良さそうな響きじゃないですか?
初めて聞いた時は酸素カプセルとかを連想してしまいました。
否。
活性酸素は老化の元凶とも言われるものです。
つまり活性酸素を制するものはアンチエイジングを制すると考えてもいいのでは?
ということで今回は「活性酸素」についてです。
活性酸素の恐ろしさ
活性酸素が悪さすることは多いです。
まずがん細胞の生みの親と言われています。
さらに、内臓機能(特に肝臓)の低下、動脈硬化、白内障、関節炎、認知症などがあります。
活性酸素は、物質が酸化する時に発生します。
酸化とはリンゴの切り口や10円玉が変色する状態と同じで、カラダで言うとサビてしまうことです。
活性酸素はカラダの中で、あちこちにぶつかって正常な細胞を傷つけます。
カラダが酸化すると、疲れやすくなり、シミやシワが増えてしまいます。
どうやって活性酸素と闘う?
活性酸素を無くすことは不可能です。
人は酸素を取り込んで呼吸しているので、呼吸するだけで活性酸素が出てしまいます。
多く出てしまう原因は以下のとおりです。
タバコ、ストレス、飲酒、激しい運動、日焼け(紫外線)、加工食品の食べ過ぎ
特にタバコの影響はものすごく、1本吸うと活性酸素が100兆個出てしまうそうです。
また、都会に住んでいる人は活性酸素が出やすくなる環境にいると言えます。
田舎にいる高齢者の方が若く見られる人が多いのも活性酸素に原因があるかもしれません。
”抗酸化”に役立つ食べ物
そうはいっても活性酸素のために空気の綺麗なところに引っ越そうというのは中々難しいでしょう。
まずはいますぐ出来る対策は何かというとやはり「食事」です。
活性酸素に抵抗するキーワードは「抗酸化」。
抗酸化成分は活性酸素をみつけると率先して退治しに行ってくれます。
抗酸化成分を豊富に持つ栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、ビタミンA、コエンザイムQ10などです。
手っ取り早くサプリメントでもいいのですが、食事からでも充分に補えます。
基本的にはローフードといわれる生の状態での食事がオススメです。
熱に弱い抗酸化成分もあるので、生の状態だと余すことなく抗酸化成分を摂れるからです。
ベビーリーフや水菜などの緑の色の濃い野菜のほか、キャベツも抗酸化成分が豊富。野菜に含まれる食物繊維はお通じをスムーズにするデトックス効果も高いので活性酸素の排出にも一役買ってくれます。
また、ウコン、しょうが、シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスもスーパー抗酸化力を持つアンチエイジングの頼もしい味方です。
活性酸素の話 病気や老化とどうかかわるか (ブルーバックス)